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2025.5.12

　数年前の働き方改革以来、私たちの働き方はずいぶんと変わってきたように思います。本業の仕事以外にも、副業として別の仕事をすることを推奨する会社も散見されるようになりました。弊所もスタッフが副業をすることについては全く問題ありません。例えば、弊所の主力スタッフであるAさんは、社労士の資格を持ちながら、全く別の音楽の分野でもプロとして活躍しています。先日もAさんが出演するコンサートに足を運んだのですが、その素晴らしい演奏に心から感動しました。何かに打ち込めたり、極めることができる人というのは、別の分野でも大いに活躍できるのだと改めて実感しました。

　厚生労働省のある調査によると、新入社員の約3割が3年以内に退職するいわゆる「3年3割」の傾向は長く続いているそうです。2021年入社の社員を対象とした調査では、34.9％が3年以内に退職していて、過去15年で最も高い割合となっています。でも、自分の理想とする働き方が最初の会社で叶えられる人は少数派なのではないでしょうか。そう考えれば、その状況を我慢するのではなく、転職も願いを叶える選択肢の一つになるのだと思います。一方で、せっかく出会った会社とのご縁を生かし続けてみることで、自分が考えていなかった、想像を超える世界が開かれることもあるのかな、とも思います。

　今後も仕事や働き方の多様化は進むのでしょう。それによって、より多くの人が自分の理想の働き方を見つけやすくなる世の中になると良いですね。